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■ 暗い空に桜色を灯して(05年1月2日)

-- 正月二日は、去年から我が家の恒例になった「湯湾岳登山」に出かけた。寒くて小雨混じりの空のもと、山を登るにつれて気温は増々低くなり・・。開けた窓から入ってきた空気に「雪が降りそうな冷たさだね」と僕が言うと、弟が「いやいや降らんだろ」と一蹴。ち、北海道帰りめ。そこらへんの判断がシビアだ。そんな、雪でも降りそうな空気の中で湯湾岳展望台までたどり着くと、展望台周辺にある公園では緋寒桜が花をつけていた。ちららほららとではあるが、鮮やかなピンクの色はよく目立つ。どんよりと気持ちまでも押さえつけそうな重い雲の下で、この桜色がほんのりと心をあたためてくれた。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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