奄美/365
 雨のお散歩 2012/3/7

--また雨だ−。「お外見てくる?」「お花きれいねー。見てくる?」と言う娘に、「雨だよ」と「雨降ってるよ」とどう説得してもわかってくれない。実際濡れたら何か感じるかなと1回外に出してみたことがあるけど、全然平気で「あーめ、あーめ」と言いながら散歩していたし・・。仕方がない。小降りになった時を狙って外に出てみた。一応カッパを着て。

--フードをかぶせると案の定「んー!んー!」と嫌がったけど、わざと構わず「ビューン」と走ってみたら関心がそれてくれた。フードOK、ホッ。でもすぐ新たなる難関。歩いていくと水たまり。あー絶対行くよな。オレが子供だったら間違いなく行くと思っていたらやっぱり行った。ためらいもなくジャポン。クツもクツシタもビショビショ。もしかして気持ち悪くて嫌がったりする?と期待したが、そんなの関係ない様子。何度も何度もジャポン。だよね。オレも子供だったらそうする。ただ、白いクツが汚れるのは嫌みたいで、ジャポンした後に手でクツの泥を払っている。ちょっとイライラしながら。なぜか「おててつないでー」と言って。必然的に今度は手に付いた泥を払いながら、再びイライラ口調で「おててつないでー」と。ありゃりゃこりゃ「おててつないでー」の意味を間違えて憶えてるね。ま、そのうちわかるかな。

--フードはしばらくすると自然に頭から滑り落ちて、その頃には雨も止んでいた。雨すぐ止んだね、じゃないの。散歩がね、とても長いの。1回の散歩がたいてい1時間ちょっと。天気がいい時は午前中と午後と散歩するから2時間〜3時間は歩くことになる。結構素晴らしい運動だ。家の回りでも彼女には立派なワンダーランド。ちょっとした段差が面白いし、スロープの坂道が楽しいし、転がっている石に惹かれ、咲いている花はきれい、オレンジのカゴを覗き込んで「みかんないねー」、畑に行って「ぶっこりー」、ハトを見つけると「はとぽっぽー」。今日は布団干しに止まっているハトに一生懸命話しかけてた。

--近付きながら、「はとぽっぽー、なにしてるのー。なにしてるのー。あ、とんでったー」と。

GF2 + 14mm F2.5

365

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