奄美/365
 里芋の葉で回想 2012/6/7

--自分の目線と同じくらいの高さにある畑。植えられている作物は目線よりもっと高い。里芋の葉っぱは上から見下ろすのが日常なのだが、ここでは下から見上げる。下から見上げて葉っぱの先に青い空が見えた時、広島に住んでいた頃、夏になると近所でよくハスの写真を撮ってたことを思い出した。青い空に透かすように大きな緑の葉が広がっていて、その中に桃色の花が見え隠れしていた。懐かしいな。大学の頃住んでいた東広島は、駅から大学に向かって年々栄えていってたんだけど、僕が住んでいたのはブールバールを大学の所で左に折れて坂を下った田口ってところで、そこは畑がいっぱいあって緑豊かな場所だった。あの頃はね。今はもう栄えているかもしれないけど。夏はハスの花を、秋は黄金色の稲穂や赤とんぼを、冬は雪を見てはしゃいで、春は鏡山公園で桜撮ってたっけな。

--台風が雲を連れていって青空になるかと思ったんだけれど、やはりここらは梅雨のよう。明日は雨だって。だってツバメが低い所を一生懸命飛んでいたから。

EOS 60D + EF18-135mm

365

このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
※写真等すべての無断利用を禁止します。写真の貸出についてはメールにてお問い合わせください。
メインホームページ→