奄美/365

 深みへの坂 2012/8/19


--もう今年は、昼間に大きく潮が引くシーズンは過ぎたので、かくれ浜は出ない。けれど、かくれ浜が海上に現れずとも、そこが随分と浅い海中であるのは間違い無い。大潮の干潮に合わせて泳いでみた。

--かくれ浜スイミング。

--かくれ浜に行くときは歩いて行けるだけあって、かくれ浜の海岸は砂浜の遠浅といった感じ。かくれ浜まではずーっと同じような浅さで、かくれ浜を越えると急に急激にもの凄い勢いで深くなる。この深くなり度がハンパ無い。スーッと吸い込まれるとズーッと落ちて行ってしまう気がしてゾッとする。

--引き込まれそうで近づきたくないんだけど、実に困ったことに、この深くなる付近に小魚の群れがたくさんいるのだ。青い背景をシアタースクリーンに見立てて、千匹を超える小さな小さな魚たちが群れを成している。そんな群れがいくつもあって、群れを過ぎてもまた違う群れに遭遇したりと、小魚たちの宝庫だ。こんなにいっぱいいれば写真撮り放題かと思いきや、まんまるレンズで写真に撮るには随分と近づかなくてはならないほど小さい上に、これが絶妙に距離をとってなかなか寄ってきてくれない。それでも一応シャッターは切ってみたが、モヤモヤとしか写ってなかった。最後の最後にそんな群れがカメラを横切るように泳いでくれたんだけど、なんとそこでメモリーフル!「ゴボゴボゴボ(ありえねー)」と思わず水中で叫んだ。久々に泳いでこれも忘れてたこと。メモリー容量にはちょくちょく気をつけよう。

EOS 5D Mark II + SIGMA 8mm F3.5 Fisheye

ssssss365

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