奄美/365

 北風と南向きの海岸とiPhoneと 2012/10/8


--昨日、南向きの海岸の話をしたのでさっそく。写真は10月2日のビラビーチ。

--南向きの海岸は夏は南風でたいていザワザワしていて、台風のウネリが入ってくると波も立つ。ビラもそうだけど、冬になるにつれて北風が優勢になると、実に穏やかな顔を見せる。夕日は海には沈んでいかないが、長く伸びた奄美南部の島影に隠れてゆく。ちなみに冬の朝日は、ここから見ると水平線から顔を出す。

--海の表情は海岸それぞれ。風向きによって全然違う顔を見せる。北風の日に穏やかな波うちぎわを見たい時は、奄美北部なら手広・ビラ・神ノ子・用安が面する大きな南向きの湾がおすすめ。

--それにしてもiPhoneよく写る。撮ったそのままだと色が足りない場面もあるけど、カメラアプリで加工すると出てくるということは素材は十分撮れているということなのだろう。ちなみに上下ともCamera+というアプリで撮影して編集している。ノーフォトショップ。現場で感じた印象を上手に再現できてると思う。ズームはデジタルズームしか出来ないからほぼ出来ないに等しいけど、その分、単焦点で明るいから描写も良いのでしょう。

--ちなみにフルオートのiPhoneで撮るときに明るさを調整したい時は、画面内をあちこちタップしてみるといいです。画面の明るい部分をタップすると写真全体が暗くなり、画面の暗い部分をタップすると写真全体が明るくなります。ピントは近景以外ならたいてい全部カリカリしてるので、iPhoneの画面タップはピント位置じゃなくて露出調整と思って使った方が良い感じです。あ、でも接写は違いますよ。接写時はいくらiPhoneでもピント面は薄いのでピントを合わせたい対象をタップしましょう。

--更にちなみに、Camera+などのアプリだとピント位置と露出ポイントを二カ所タップできたりします。撮影時に露出もピントもイメージ通りに持ってきたい場合は、例えばCamera+だと画面に最初に置いた指がピントで二番目に置いた指が露出となります。ワンツーと指を画面に置くと四角い枠と丸い枠の二つが出ます。一番目に出る四角いのがピントで二番目に出る丸いのが露出です。二本の指を画面に置いたままにして1の指を動かすとピント位置が変わり、2の指を動かすと明るさが変わります。慣れると便利ですが、たいていの場面ではフルオートでサクサク撮りまくるのがiPhoneっぽくていいですね。

iPhone 4S(Camera+)

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