奄美大島探検マップ

 アカマタ 2013/1/6


--写真は暮れに親邸にやってきたアカマタ。もう動かなくなっていたので、「ニョロニョロがいるよ」と娘を連れて一緒に見にいった。

--島にはハブがいるので草むらや夜道などではニョロニョロに気をつけるように小さいうちから教えている。命に関わることなのでとても大切なことだ。でも正確に言うと、教えたのは僕ではなく妻。そういえば脱いだ靴を並べたり使った物を片付けたりといった生活に即した大切な事はたいてい妻が教えている気がする。僕はついついちょっとくらいたまにはいいかと思ったりするんだけど、日常の習慣はコツコツと積み重ねて築き上げられるものだから、一つ一つ丁寧に辛抱強く伝えていくというのは子育てにおいてとても大事なことなんだなと妻と娘のやりとりを見ながら思う。おっと話がそれてしまった。娘がハブに関して理解していることは、ニョロニョロは足をガブリと咬んでくることと、ニョロニョロに咬まれるととても痛いということ。だからニョロニョロがいるから危ないよと言うと近付かない。そうか。そうだ。今わかった。僕が「ニョロニョロがいて危ない」と言っただけで娘が「危ないんだ」とわかってくれるのは、妻がニョロニョロの怖さを教えてくれているという前提あってこそのものか。ニョロニョロの怖さを知らなければスムーズには伝わらない。なるほど、色んな細かい知識のやりとりを重ねた上で成り立つ会話だったのか。あ!また話がそれてしまった。

--さて、そんな娘が実生活で初めて見るニョロニョロはアカマタとなった。アカマタは成長すると結構大きくなるけれど、ハブとは違って毒はない。島ではマッタブと呼ばれていて、ハブをも襲うことからアカマタがいるところにはハブはいないとも言われたりする。うちにやってきていたのはアカマタのまだ小さいやつで、生きていないのがわかると娘は「ニョロニョロさわってみようか」と言って小枝を持ってきていた。そんな12月20日の話。

--今日は何して過ごしたか憶えていないくらい。最低限の仕事をして娘の抱っこをした。そして映画を見た。

EOS 5D Mark II + EF16-35mm F2.8L II

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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