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・空港へ向かう車の中から、立ち上がる雲にレンズを向けた。すぐ目の前の風景はくるくると変わってゆく中で、遠くのあの雲は微動だにしなかった。「さあ、撮り頃の雲ですよ。あなたはどの風景と組み合わせてシャッターを切りますか?」。そう言われてるようだった。ファインダーごしに僕は、サトウキビ畑と電信柱が流れてくるのを待った。(笠利町)

このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美記録→『奄美/365』の1ページです。
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