-- 帰りの飛行機が離陸すると、やっと海が見え、遠くに山々も見えた。日本一の山、富士山も。立川や羽田空港からもその姿は目に入ったが、雲の上に抜け出てみると改めて偉大さを感じた。なんて大きな山だろう。僕の視界をさえぎっていた一つ一つの巨大な人工物が、富士のすそ野にジオラマセットのように広がっている。あの凄まじいビル群が、まるでオモチャのようだ。日本一の山に見送られ、僕は東京をあとにした。
このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。 ※写真等すべての無断利用を禁止します。写真の貸出についてはメールにてお問い合わせください。 メインホームページ→