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■ カワハギ

-- 奄美の北の方の海岸、用安や土盛などでよく見るカワハギ。本名をムラサメモンガラという。黒くて美しい柄をしたモンガラカワハギの仲間だ。カワハギは近付くとこうやって穴の中に隠れようとする。今回の場合は隠れようとした穴があまりに小さくて体が半分しか入らなかった。もちろんそんなギュウギュウの所に入るのだから、出てくる時はバックである。後ろへ向かって上手に泳ぐなぁと感心する。息を止めて潜り、海底でカワハギが出てくるのを待った。こちらがジッとしていると安心して出てくるのだが、苦しくなってボゴッと息を吐くと驚いてまた穴に飛び込んでしまう。苦しいから早く出てきてくれ!と祈りながら写真を撮った。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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