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■ 茶畑の朝

-- 鹿児島の知覧に親戚が住んでいる。家を建てたと聞いたので、そこを初めて訪ねた。家の回りには茶畑が広がっており、霜をとるための扇風機が並んでいた。よくCMで「知覧茶園の深蒸し茶〜」と耳にしたことがある。朝もやがかかった姿はきれいだろうなぁと思っていたら、翌朝そういう風景に出会えた。列を為すように並んだ茶の木。葉には水滴が散らばり、とてもみずみずしい。遠くの風景は朝もやに少しかすみ、電信柱のように背の高い扇風機が立ち並ぶ。山の向こうの雲は朝日に赤く輝いていた。茶畑の朝。ひんやりとした清々しい1日の始まりだった。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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