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■ 名瀬港の朝

-- 夕方、鹿児島を出発した定期船のフェリーが奄美の名瀬港に到着するのは早朝5時。夏至に近い頃は日の出が早いので空もうっすらと明るくなりはじめているのだが、今の時期はまだ真っ暗である。船から下りると港にはタクシーやらバスが待っている。バスは瀬戸内町の「古仁屋」行きの1台。タクシーはどこへでも好きな場所へ。まだ街は動きだしていない状態なので、移動手段はここに用意されたものが主となる。船が着いてしばらくするとバスもタクシーも消えてしまうので、目的地が遠い時は早めに乗り込んだ方がいい(といっても電話すればタクシーは迎えに来てくれるはず)。ちなみに港から名瀬の中心街までは歩いて15分ほど。最初の目的地が市内か瀬戸内方面なら問題ないのだが、そら以外になるとアクセスに困る。「笠利」や「大和」行きのバスがあってもいいと思うのは僕だけだろうか。船で来る旅人はどうやっているんだろうといつも思う。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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