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■ 台風一過の夕焼け(伊豆旅にて)

-- 関東に来てまでこんな風景を見るとは思わなかった。見事に伊豆を直撃した台風22号。暴風の前に宿泊地に到着した僕らは余裕だったが、遅れて集まってきた仲間達はちょっとの差で行く手を阻まれた。土砂崩れと川の増水。危険だということで近くの公民館へ一時避難することに。携帯で連絡をとりながら台風が過ぎるのを待った。暴風が吹き荒れて1時間。急に風がおさまった。「目に入った?」と思っていたが、なんと台風はすでに通り過ぎていた。半日以上吹き荒れる奄美と比べれば短いだろうとは思っていたが、こんなにも通り過ぎるのが早いとは驚きだった。雨もあがり、雲の向こうに空も見えた。ちょうど夕刻だったので、空が一瞬で夕色にそまった。台風前の異様な色をした夕焼け。あの色を伊豆で見るとは思わなかった。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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