■ モクマオウごしの夕空
-- 最近、意外と晴れる日が多い。去年の11月はもっと曇ってた気がするのだが、うん、嬉しいことだ。冬の奄美というと、北風に押し寄せられた雲が空をおおい、灰色でグレーな印象がある。もちろんそんな日ばかりではないのだけど、夏の彩りが激し過ぎるからだろうか、無彩色でとても暗鬱な気分になる。この季節、朝も夕も空にはもやがかかったような空気感が漂う。大和村からの帰り道。国道沿いから国直集落の向こうに、海岸沿いのモクマオウの木々とプカリ雲が浮かんだ夕空が見えた。こういうの好きだな。そう思いながら写真を撮った。