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■ 甲板に射し込む光

-- 日ノ出から時間がたち、辺りは十分に明るくなった。甲板にも朝日が射し込んできている。光が投げかけられて見た目は暖かそうだが、実際は寒い。いくら朝日に照らされようと冷たい空気が肌を刺す。奄美だったなら日が昇ると汗ばんできて上着を脱ぐところなのだが、締め上げたジッパーをゆるめる気持ちにもなれなかった。港が近付くにつれ、遠くに見えていた桜島も大きく迫ってきた。時折、船と行き過ぎる。あ、あれは?。激しく水煙をたてて船が画面に飛び込んできた。

-- 年末鹿児島ツアー ■・・>NeXT


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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