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■ 夏の装い 6/9

--あいかわらずマングローブにいっぱいいるミナミコメツキガニ。去年の11月に紹介したターコイズブルーの体から約半年、すっかりグレーの夏服に衣替えが完了していた。5月まではまだ群れに1、2匹はいた冬服の子も、もう見当たらない。みんなそろって一面グレーだ。ヒト世界では冬より夏の装いの方が明るく派手になるのだが、ミナミコメツキガニ界では全くの逆。鮮やかなブルーの冬服に比べ、夏服の色は非常に地味だ。どうして色を変えるのか。まったくもって不思議である。まさか服を着替えるようにある日突然ってわけでもないだろうから、きっと「移行期間」なる変化の過程もあるはず。今度の冬にはまたその点を重点的に、じっくりと観察してみるかな(忘れてなければ)。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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