■ 夏日 6/13

--雨天一転晴天。「昨日の雨が嘘のように」と常套句を使っても恥ずかしくないほど、今日はよく晴れた。雨がたくさん降った後に晴れ渡った空は、いつにも増して青く澄み切っていた。いい空だ。そう思うともう家を飛び出さずにはいられなかった。

--ちょうどカメラレビューの仕事も来ていたので、ロケ地として無難な大浜へ向かう。上空から降りそそぐ正午の光は砂浜をまぶしく輝かせ、海を青々と彩っていた。砂浜まで足を踏み入れるつもりはなかったが、海面に戯れるアジサシの群れに誘われて波打ち際まで駆け寄った。振り返るとアダンの木々も青々と茂り、夏真っ盛りの極上の風景が目の前に広がっていた。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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