■ 切なげな色の中で 6/25

--日没後の薄暗くなった防波堤の上で、イソヒヨドリがヒーョヒーョと消え入りそうな甲高い声で鳴いていた。隣り合って釣りをするぐらいの距離だったので、小さな動きでそっと望遠レンズに付け替えてファインダーを覗いた。ノドをしぼるような声が耳に切なく響いていたからか、レンズ越しに大きくなったそのたたずまいもどことなく寂しく見えた。夜がくる前の空気の色が、切なさを助長するように僕らを包み込んでいた。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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