■ 天の川 6/30

--梅雨雲が晴れたおかげで、夜の空に星がもどってきた。時は、夏。ということはそう「天の川」の季節である。名瀬の市街地や民家の近くでは地上に明かりが多すぎてわかりにくいが、少し場所を移して暗いところで空を見上げると星の多さに驚く。わかっていても「うわっ」と、つい思う。

--夜が明ければすぐまぶしい光に目を奪われ、青い空に浮かぶ雲を追いかけているうちに昼は過ぎ、地上を真っ赤に染めながら沈む太陽を放っておくわけにはいかず、残照が消えるか消えないかのうちに星が瞬きはじめる。真夜中に寝間着のままで天の川、撮り(字余り)。ああ、夏はなんて忙しいのだろう。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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