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■ 夕陽も朝日も見える場所 7/15

--昨日は龍郷の嘉渡(かど)で夕陽を見て、そのまま円(えん)の親戚宅へと向かった。親戚宅にノートブックを持ちこんで朝方まで仕事をしていたのだが、風呂入って寝ようとしたら・・ない!。コンタクトの一式を忘れていたのだ。外さなければ寝ることができないので、結局そのまま家に帰ることになった。

--円を出発すると空が淡い桃色に染まりはじめていたので、光に誘われるように来た道と逆ルートを選んだ。安木屋場(あんきゃば)へ向かって岬をまわったその瞬間、目に飛び込んできたのは輝く朝日。またまた「うわっ」と声をあげ車をとめた。龍郷町の東シナ海ルートは、夏は夕陽に染まるサンセットロードである。それが夕陽だけじゃなく朝日にも染まるとは。昨日見送った太陽がまた新たな輝きをまとって今日昇ってくる。脳裏にはまだ昨日の太陽のイメージが焼き付いていたから、下へさがるのではなく上へ上へと向かう太陽に不思議な感覚をおぼえた。日の出だから当然のことなのに。

--朝日と朝の光景に目を奪われてしまった僕は、結局まっすぐ家に帰ることはできなかった。5時に出発した30分の道のり、家に帰り着いた時はもう8時になっていた。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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