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■ メヒルギで吸蜜 7/19

--奄美のマングローブを構成する中で、最も多い木がメヒルギ。住用の広大なマングローブだけでなく、瀬戸内や龍郷や笠利などなど、ちょっとした泥だまりにちょっとした生活圏を築いている。そのメヒルギにちょうど今、白い花が咲いている。

--細く白いガクの中にフワフワとしたシベをつめこんだメヒルギの花。木いっぱいに花を並べるので、遠目にもその存在に気付く。龍郷町の役場の近くの直線道路。皆がよく通るであろうあの道で、陸の方をふと見ると一番わかりやすい。緑一色のメヒルギの森が白く色付いている。ちょうどアゲハがさまよってきて、メヒルギの白花に次々とストローをさしこんでいた。あまりにアゲハが熱心に蜜を吸っているので、僕もその花に顔を寄せてみた。意外にほんのりといい香りがして驚いた。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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