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■ グッドモーニング!奄美 7/25

--今日から鹿児島。しばらく「奄美の今日」の写真をお届けすることはできませんが、夏になってから撮りためた朝の光景を綴っていこうと思います。

=「まるで湖面に映る雲」=

--夕陽がまぶしい奄美の夏。熱い太陽が水平線の彼方に沈み、空に闇が広がる頃には時刻はもう夜の8時をまわろうとしている。夕方が遅い分だけついつい生活リズムが夜にずれこんでしまう。短い夜はあっという間に過ぎ、体をじっくり休ませる間もなく夜は明けていく。そう、夕陽を愛すると朝日との出会いはどうしても少なくなってしまうのだ。ま、仕方がないことではあるのだが。

--ある夏の朝、たまたま夜明けに間に合うような時間に目が覚めた。じんわりと空が明るくなってゆくと、山並の向こうに入道雲の姿が浮かび上がってきた。ここは国道を外れ、龍郷町を東シナ海へと向かうとこ。目の前に広がった湖のような海は龍郷湾だ。波ひとつ、ゆらぎさえも見当たらない鏡のような海に、朝の光景が映し出されていた。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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