+
■ ホノホシの石景色 8/14

--奄美南部「瀬戸内町」のホノホシ。海岸一帯を丸い石に敷きつめられたこの場所は、私のお気に入りのひとつだ。夜明け前から訪れて、朝日を眺め朝食を食べ、波を眺めているうちに時は過ぎ、そう、いつかはカメにも出会ったものだ。過去の自分の記憶をたどってみると、盛夏にホノホシを訪ねることは少ないことに気付いた。その理由は今日行ってみてよーくわかった。暑い。非常に暑い。黄色い三角屋根の休憩所がなくなった今は、日照りの下でゆっくり海を眺めていられる場所はない。カンカン照りの太陽に焼かれた石の上を歩きながら頭に浮かんだのは、石焼きイモのことだった。とにかく暑かったというわけだ。やっぱりホノホシは秋が一番ゆっくりできるかな。波静かなホノホシを後にしつつ、「次回は台風前に」と心に決めた。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
※写真等すべての無断利用を禁止します。写真の貸出についてはメールにてお問い合わせください。
メインホームページ→