+
■ ヤドリの浜辺 8/15

--これまた奄美南部の瀬戸内町にあるヤドリ浜。ちょうど東京から親戚がやってきていたので、二日続けての瀬戸内旅となった。つい二日前まで太平洋は大荒れだったので、太平洋に近いヤドリ浜の状況も心配だったが、一転して今日は東シナ海がざわつき、太平洋はとても静かだった。本日の旅行程は午前中のヤドリ浜海水浴に午後のマングローブ探検。どちらも太平洋側なのでラッキーだった。近年、砂の流出が激しくてビーチロックがあちこちに顔を出していたヤドリ浜だったが、今年は夏前に砂の補給をして少し元気になっていた。瀬戸内町は加計呂麻島との間にはさまれた大島海峡の印象から、ゆったりと穏やかな海のイメージが強いが、ヤドリ浜は海峡の端に面しているため結構流れもあるし波も入ってくる。海水の対流が盛んなので海水温は比較的低く冷たいが、そのおかげか、他の多くの海岸と対照的にサンゴが死なないでよく残っている。シュノーケルで簡単にサンゴの海を楽しむには、ヤドリ浜が一番のオススメだ。そんなヤドリでサンゴ礁スノーケリングを楽しむには少しコツがある。海岸中央に立つ大きなガジュマルの樹。そのガジュマルよりも左側で泳ぐべし。昨年7/28の「あまみ頃」でも紹介したが、砂浜のあとに続く石の段差を越えるとサンゴの草原が広がりはじめる。ガイド無しでスノーケリングする時にはヤドリが一番楽ちんだ。魚との出会いも多く、今日は海中に漂うように休んでいるアカヒメジの群れと遭遇した。もちろん写真も撮ったのだけれど、古い方のパソコンは4GBのマイクロドライブを認識してくれず。なので、アカヒメジはまた後日。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
※写真等すべての無断利用を禁止します。写真の貸出についてはメールにてお問い合わせください。
メインホームページ→