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■ 夏休み最後の日の様相 8/31

--心配された台風13号は奄美の下を通り抜けていった。テレビから流れてくる石垣島は激しい嵐に見舞われていた。昨日、波立ちはじめた奄美の東海岸。今日はさらに勢いよく白色に砕けていた。波だけを見たならば、完全に台風そのものだ。しかし、天気はそれほど悪くもなく、南から漂ってきたモワッとした風に包まれて「暑い夏の日」の様相だった。まぶしい光が降りそそぐ奄美北部の空港で、今日は知人を二人迎え、そのまま南部のマングローブへと足を運んだ。南に進むにつれて空模様はグレーに変わってきたが、マングローブカヌーには影響なさそうな感じ。ところがどっこい。カヌーを漕ぎ出して森の中へと進む頃に大粒の雨が上空から打ちつけてきた。慌ててオヒルギやメヒルギの下に隠れるも意味無し。スコールのような激しい雨に2度たたられて、カヌーの上ですっかりびしょ濡れになった。それはそれでなかなかに楽しいマングローブ探検であった。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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