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■ 夕刻の大波 9/3

--そろりそろりと奄美に台風が近付いてきている。夕方まで天気はもったものの、雲の動きは速かった。時おり雨を降らせながら通り過ぎてゆく雨雲の向こうでは、夕焼けの顔がいつにもまして頬を赤らめていた。風はまだそれほど吹いていないが、普段よりは涼しい空気が窓から流れ込んでくる。おっと、たまに吹く突風にオブジェが倒された。現在時刻は9月3日の深夜。天気図によると、ちょうど今しがた奄美は強風域に入った。おっと、また突風にオブジェがコテンだ。ちょっと窓を閉めておこう。

--風の影響はまだまだだが、波の影響はもう相当に出ている。夕方、手広の海岸を見に行くと、滅多にないレベルの波が浜辺へ押し寄せていた。普段は広々と感じる手広の浜が今日は小さく見える。高波に大潮と満潮が重なって、駐車場のすぐそばまで波が押し寄せてきていた。今日の上りを最後に奄美沖縄航路の船は全て欠航となったが、「それもそうだろう」と手広の波を見ながら激しく納得した。さてと、台風14号よ。もうちょっと頑張って北寄りに進め。いや、進んでください。暴風域がかするぐらいで事が済むのを結構期待しております。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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