+
■ アダン 9/27

--久しぶりに海で泳いだ。もう今年は泳ぐことはないと思っていたが、9月終わりの大浜海岸で想定外のシュノーケリングをすることとなった。鳴り止まないセミの声に青い空、太陽はまぶしくサンサンと輝き汗腺を刺激する。はたから見れば最高の海水浴シーンに見えたことだろう。実際、秋初めの大浜の海はさほど冷たくなく肌に心地よかった。うわー気持ちいい!と、思わず目的を忘れそうになったくらい。さて肝心の目的であるが、実は昨日の夕日撮影時に大事なサングラスを落としてしまったのだ。念のため陸地も探しはしたが、記憶をたどるとサングラスから気が離れたのは波うちぎわを歩いて帰る時。そう、なんとなしに拾い上げた貝殻を波で洗ったところからサングラスへの意識がない。きっと波にさらわれたんだろうなと思いつつも懐中電灯を持って往復してみた。あきらめきれない価格とフィット感。そういうわけで気持ちを鎮めるために翌日明るくなってから海に入ることにしたのだ。波があったため海岸線は砂でにごり視界は悪かったが、寄せては返す力に翻弄されながらも1時間ばかりサングラスを探した。結局、映画のようなドラマチックな発見は訪れず「海はやっぱり広いや」という結論を得て探索は打ち切られたのであった。しょうがないけど、やっぱり残念。まぶしい太陽を直視することが多いので「目のために」と思って今年作ったものだけど、ひと夏の命だったか。くよくよしても仕方ないし、また作るか。

--そうこういうわけで今日の写真はサングラスの遺作であります。アダンの向こうにある強烈な光の塊は様々に世界を彩ってくれるけれど、僕の目にとっては脅威でもあるわけであります。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
※写真等すべての無断利用を禁止します。写真の貸出についてはメールにてお問い合わせください。
メインホームページ→