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■ 新婚旅行「夜明けに向かう飛行機の中で」 1/23

--成田から飛行機が発ったのは、日本時間の午前11時だった。朝9時には成田入りしたが、思いもよらぬ人の数。前日は雪で飛ばなかったのか、フロアには支給されたマットを敷いて仮眠している人もいた。たくさん並んでいたのでチェックインに時間がかかるだろうなぁと思っていたが、JTBのデスクに行くと係の人がチェックインまで済ませてくれて拍子抜けするくらいスムーズに手続きが完了した。

--時間が空いたので出発まで必需品を揃えてまわる。お金をドルに換金し、薬やらパスポートケースやらを手に入れ、迷いに迷ってコンパクトデジカメも購入。ネットで買うより5千円ほど割高だったが、この際仕方ないと決断。でも買ってて良かった。コンパクトデジカメはこの旅で大活躍だった。

--ニューヨーク往復の飛行機は全日空。エコノミーだったが国内線のスーパーシートみたいに大きくゆったりとした座席で座り心地も良く、各席にモニターがあり最新の映画や各種情報を見たい時に見ることができた。20タイトル近い映画は往復で見終わることはもちろんできなかったが、ここ最近忙しくて見逃していた映画を一気に楽しめることができた。何より自分のペースで再生することができたのが嬉しかった。10年前に母と弟とアメリカに行った時のエコノミーのイメージがあったので、「あれからするとビジネスクラスだな」と思えるほど充実のサービスだった。

--飛行機は北極圏ルートで一路ニューヨークへ。高度1万メートルを時速千キロで航行し、11時間後にはジョンエフケネディ空港に。太陽と反対方向に進むので時間は早送りに進み、飛び立つとすぐに夕方になり、ひと眠りして気がつくと空にはもう夜明けの月が浮かんでいた。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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