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■ 種を吹き付ける人 4/27

--所用があってちょいと古仁屋まで行ってきた。その帰り道、阿木名の採石場で何やらやっているのが目に止まった。ん?ん?んー?と気になったので、路肩に車を止めてよく見える所まで走って戻った。古仁屋に向かう時にはいつもと変わらない採石場だったのに、戻ってきた時には色塗りが始まっていた。青に近いビビットな液体が、ホースで斜面に吹きかけられていた。あれはおそらく草の種かなんかだろう。養分と一緒に吹きかけて、あの斜面を緑で覆うプランなのだ、と想像しながらその動きをしばらく眺めていた。そうやって「種を吹き付ける人」を眺めていた僕を通りすがりに見た新聞社の子がいて、「あそこに何かいたんですか?」と後で聞かれた。「うーん、何と言ったらいいものやら。種が青くて青い色が・・」と説明はしてみたものの上手く伝わってなかった様子。下の写真を見てくれてたら、一目瞭然なんだけど。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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