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■ 雲上の影 5/29

--高層の雲と下層の雲。薄く張った雲のすき間を飛行機は飛んでゆく。下層の雲は霧がかかった大地のようでもあり、時々、雲の影が雲の上を流れていった。鹿児島上空から奄美上空まで、空には湿度が充満しているようだ。あるいち部分でだけ夏の形をした雲を見たけれど、こいつらが空を支配するのはまだもう少し先の話。その時を想うと胸にウズウズとわき上がるものがあるのだが、深呼吸をして高鳴りを鎮め、今は梅雨の奄美を見て歩こうと思う。

--うーん、島はやっぱりジワジワと暑いわ。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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