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■ 夏の思い出、その3。 9/3

--寿老園(じゅろうえん)の夏祭り。

--寿老園は瀬戸内町にある老人ホーム。僕が写真を仕事にする前から、毎回イベントの時にカメラマンとして手伝いにいっている。振り返れば初めて参加してからもう結構な月日が経ったなぁ。確か一番最初に行った時は「夏川りみ」さんのコンサートだったっけ。

--毎回ゲストにいろんな人がやってくるので、寿老園の夏祭りは写真を撮るのもとても楽しい。今回は奄美の唄者でとても有名な「築地俊造(つきじしゅんぞう)」さんだった。

--実は、築地さんの唄を生で聞くのは初めてだったのだが、唄いはじめた最初の声の伸びからズキューンと心を打ち抜かれた。なんて素敵な声なんだろう、と。声もさることながら一番驚いたのが、三味線と太鼓を同時に演奏する妙技。三味線でメロディを奏でながら、太鼓でリズムを刻む。叩く時と叩かない時を調整すれば可能だという理屈はわかるのだが、見つめていると頭が困惑してくるほど見事なバチさばきだった。目を閉じて聞いたなら舞台には人が三人いると思っただろう。三味線と太鼓と、そして唄者と。

-->セントラル楽器唄者紹介「築地俊造」へ

--今回初めて父と母も一緒に夏祭りに出かけたが、島唄大好きな父は遠くから見ていても楽しんでいるのがよーくわかった。おまけに夏祭り恒例の豪華賞品が当たるクジでは、しっかりビールをゲットしていたしね。ビギナーズラックかな。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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