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■ あなたのシマは何色の冬 2006/12/18

--北風が冷たく吹き付ける真冬な日でも、島の太平洋側へ出れば、波うちぎわでさざ波とたわむれながら遊ぶことができる。名瀬のように、島の東シナ海側で暮らしている人にとって冬というのは、吹き荒れる冷たい風と覆いかぶさる灰色の雲のイメージが強い。僕も写真を仕事にするまでは、冬はグレイ一色だった。だから同じ島の反対側へ出るだけで、ちょっと15分も車を走らせるだけで、こんなにも穏やかでのどかな冬があったのかと驚いてしまう。

--そして家路について、再び島の反対側へ戻ると、東シナ海側の圧倒的な冬に一気に現実へと引き戻されるのだ。もしかして北風はもう去ったのじゃないかと、そんな錯覚を抱いていた自分に気付き、気持ちを奮い立たせるかのように風に向かって襟を立てるのだ。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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