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■ 冬雲を突き抜けて 2006/12/28

--再び冬の風と雨が吹き付けてきて、昨日の太陽を遠い昔話のように消し去ってしまった。今年は妻の実家で年を越す予定だったので、午後2時の飛行機で鹿児島へ飛ぶつもりだったが、カレンダーの納品やら発送が間に合わず、走り回ってギリギリ最終便に乗り込んだ。

--少し肌寒い奄美を飛び立って冬雲をつきぬけると、上空ではちょうど夕刻の時間だった。ここからなら雲にさえぎられること無く、いつだって夕陽は美しくサンセットしている。そう思いながらオレンジの帯を見つめていると、青く迫る闇との境目に一番星がキラめいていた。小さい写真でわかりづらいけど、写真中央付近にある小さな星が見えますか。

--そうして到着した鹿児島空港の気温は3度。妻と二人で「同じ県内なのに!」と叫びながら、駐車場の送迎を待つ間、体を温めようと何度もジャンプした。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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