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 ホノホシ・モーニングタイム 2007/1/8

--僕は名瀬に住んでいるので、瀬戸内まで朝日を見に行くのはちょっと勇気がいるのだけど、でもホノホシ海岸の朝日は、他とはまた違った表情を見せてくれるので、頑張って早起きするだけの価値はたっぷりある。

--夜明け前の暗いうちにホノホシに到着すると、闇の向こうにはドドーンと轟く波の音しか見えない。少し急ぎ足で公園を通り抜け、海岸へと出る丘を登ると、水平線にうっすらと太陽の匂いを見つけることができる。空の色を見つめながらはやる気持ちとともに三脚を立てる。普段はほとんど三脚を使わない僕だが、夜明け前の静寂は、襟を整えるようにピシッと写さないといけないから、三脚は必需品だ。それにホノホシは躍動感ある波が印象的な所でもあるから、波を躍動させるほど遅いシャッターを切るためにやはり三脚の助けが必要になる。

--さあ夜が明けた。波も石も一気に輝きだすぞ。

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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