■ Welcome to 奄美
2007/1/13
--セーターにコートと完全防備で離陸したが、島に着くとまずコートを脱ぎ、そして写真を撮っている間にセーターもバッグにしまい込んだ。やっぱり暖かいやと一言で済ますには簡単すぎるほど暖かい。
--空港からまっすぐ家に帰るのもなんだったので、進路を北にとり寄り道していった。運転すること5分。あっという間に浜辺だ。ちょっと疲れた感じのオフシーズンの土盛(ともり)。もちろん誰もいない。波の音にリズムを合わせるように波うちぎわをゆっくり歩いていくと、汗がにじんできそうになったので慌てて呼吸を落ち着けた。飛行機の音がして空を見上げると、朝日のすぐ脇をかすめながらジェット機が飛び立っていった。陽射しに「Welcome to 奄美」と言われてる気がした。
--視線を落とすと、遠い国から漂流してきたペットボトルに目が止まった。ああ、そういや君もそうだったね。Welcome to 奄美。