奄美/365
 8mm魚眼の甘い野望 2007/6/29

--去年は1度しか泳がなかったことを反省して、今年は早々に海に入ってきた。3年前に買って3年前だけめいっぱい使って、2年間ほぼお休みしていた水中撮影道具を、久々に取り出してメンテナンスした。だいぶ放っておいたから心配だったが、毎回丁寧に使ってたおかげか新品同様の美しさ。過去の自分に感謝しつつ、念のためにOリングだけ交換して大浜に連れていった。

--うちの水中機材は初代kissデジタル。普段使っている5Dに比べるとデジタルのkissや30Dなどはセンサーが小さいので、まんまる写真が撮れる8mm魚眼を付けてもまん丸には写らない。言葉で説明するより見た方がわかりやすいので、右の写真をご覧あれ。5Dとキスデジに同じ8mm魚眼を着けて撮った場合、右の写真の全体が5Dで撮れる写真。白枠の中がキスデジで撮れる写真となる。こうやって形にしてみると、改めて結構違うもんだなと思う。

--キスデジに8mmを着けると上下左右がだいぶカットされる上に、周辺に微妙なケラレ(黒い部分)が残る。うーん中途半端だ。でも、15mm魚眼を着けるよりは広く写ることは間違いない。しかも、水中に入ると写る範囲はさらに小さくなるので、「もしかしたら左右のケラレがなくなって上手いこと超広々写真に仕上がったりして?」。なーんて甘い期待を抱いて水の中に入れてみたところ、はげーあんまり変わらんがな。

--確かに広く写せはしたけれど周辺のケラレはまだ残っている。トリミングしてケラレをカットしてもいいのだが、600万画素の初代キスデジでは画質的に辛いね〜。海中で対角魚眼の広さを得るには、やはり5D用のハウジング(防水ケースのこと)を買うしかないのか・・。うーん、それはねぇ。ここはサマージャンボ宝くじにお願いするかな(笑)。

--話変わって昨日の大浜は結構波があった。カメラ片手に沖の大岩まで泳いでみたけど、満ち潮だったこともあって抵抗の大きかったこと。おかげで翌日はなんかあちこち痛いんですけど。よーし今年は気合い入れて泳ぐぞー。

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