■　満月夜　2007/9/27

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--秋になると月の出を撮りたくなるのは何故だろう。二日前の夜に用（よう）を通りかかったら月明かりが素敵だったので、用から月の出を撮ってみたくて、奄美パークの写真展会場を５時前に出発し北へ北へと向かった。用の山手にある展望所にて、夕景を眺めながら月を待つ。水平線に少し雲があったので、月は予定時刻よりやや遅れて昇ってきた。しかも思ってたよりだーいぶ左から上がってきたので、あいたこりゃしまったとは思ったけれど、ま、これも経験の積み重ね。この季節はあそこから昇るのかと記憶に刻み、深い黄色の月を目に焼き付けた。

--思い描いてた通りの撮影ってなわけにはならかなかったけど、こんなことよくあることさと思い直し、今日撮れる写真を思いっきり撮った。久しぶりに満月が昇ってくるのを目にして、静かな夜の始まりの中で胸の音がやけに強く響いているような、そんな気がした。