奄美/365
 夕陽を見ながら花粉症について思いをはせる 2008/3/6

--今日は比較的暖かい一日だった。東京から帰って以来止まらなかった鼻水と、時々やってくるクシャミの波がやっと治まった。実は、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、1年前の花粉症の辛さを少し忘れていた。だから、披露宴撮影が終わって安心すると、少しくらい大丈夫だろうと、マスクをせずに約1日を過ごしたのであった。いや1日ではない。昼間の東京ではしっかりマスクしてたから。正確には、帰りの飛行機、それも乗り継ぎ待ちの鹿児島空港での滞在たった1時間。その油断で、帰ってきた夜は鼻の奥がモヤモヤ。意味もなく突然のクシャミ連発。ティッシュで鼻をかみながら、「スギが花粉を飛ばすと花粉症が増えてティッシュ消費量が増える。ティッシュは紙だから木が必要になる。スギは『俺たちを切りに来い』ってアピールしてるのかな。ん?それよりスギからティッシュって出来るのか?」なんてことに思いをはせた。

--幸いにも奄美で花粉は飛ばないから、島に帰りさえすりゃ花粉症は治まる。去年味わった鼻の感覚がなくなるほどの酷い状態にはならなかったので、まあ良かった。だけど、油断は禁物。鹿児島空港の上空から見た茶色に染まった杉の大地。花粉症になってから気にするようになったけど、鹿児島ってホントにスギがいっぱいだ。あれだけのスギに囲まれていれば、鹿児島空港内がキケンなのも納得できる。あの映像を記憶に深く刻んで、もし春の内にまた都会へ出ることがあったら、その時は完璧に花粉武装して臨みたい。そう、心に誓うのであった。大浜の太陽を見送りながら。

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