--足下の草むらは、とても繊細なガラス細工で飾り付けられたようだった。いつもは冬風に疲れた顔色をしているのに、今日は少し浮き立って見える。実際に浮き立っているのは私なのだが、私が浮き立てば仕方なく相手も浮き立つ。氷化粧の装いは、どこか余所行きの気分だ。辺りは白々と明るくなっていく。
GR DIGITAL II
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