奄美/365
 かくれ浜 2012/7/2 (撮影日2004年と2007年の7月)

--ビーチ紹介の2番手は「かくれ浜」。奄美市笠利町喜瀬にある海中に出現する砂浜。昼間は春から夏にかけて、大きく潮が引いた時にだけ現れる。満月やら新月の頃だ。ちなみに喜ぶ瀬と書く喜瀬集落は、ストレートに「きせ」と読む。

--かくれ浜の紹介を自分の中の予定より順番を早めたのは、もちろん理由があるから。もうすぐ満月。つまり潮が大きく引くのだ。かくれ浜日和なのだ。

 

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--かくれ浜が出ているかは岸から見えるので簡単にわかる。大潮の干潮に合わせて訪ねてみるといい。干潮の潮位が低ければ低いほど砂浜は広く現れる。年によっては大小複数の砂浜が現れることもある。

--かくれ浜に行くルートや潮位は奄探の「かくれ浜」案内をどうぞ。でもルートに関しては砂の盛り上がりで微妙に変わってくるので、歩を進めながら深さの変化に気を配って、右へ行ったり左へ行ったりして浅い所を見つけよう。ま、夏なので、泳ぐ格好をして行けば濡れても全然問題ないね。

 

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--かくれ浜の周辺はずーっと長く浅くなっていて、浜が出てないところも歩いて進んでいける。これは一般常識かもしれないけど、海の色が「淡い=浅い」で「濃い=深い」となる。

--かくれ浜が出てない時に訪ねて、浅い海を泳ぐのも面白いかもしれない。

 

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--かくれ浜のまわりには生き物もちょこちょこいる。貝だったりヒトデだったり。珍しいものではブンブクなんかもたまに見かける。

--夏場はアジサシが羽を休めたり、そこらの海でダイブして魚を捕ってたりもする。

 

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--ヒトデの中でかくれ浜に多いのは写真のコブヒトデ。他の海岸ではあまり見ないのだけれど、かくれ浜にはこのヒトデばっかり。ナマコの次に多いのはコブヒトデじゃないかいっち思うほど、かくれ浜ではコブヒトデをよく見る。存在感も大きいしね。

 

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--そうそう、かくれ浜の陸側は浅いので心配はないけれど、かくれ浜の海側は急激に深くなっている。かくれ浜から沖に向かって1歩2歩と踏み出すだけで体がズボッと沈み込む。それが面白かったりもするのだけれど、小さなお子さんなどおぼれないよう気をつけて。

-それでは、-レッツエンジョイ!かくれ浜。

EOS 10D & EOS Kiss Digital + EF28-70mm F2.8L + SIGMA 12-24mm + SIGMA 15mm Fisheye

 

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