奄美大島探検マップ

 冷静なる海 2014/1/21


--暖かかった大寒から一転して急に冷え込んだ。空気が冷たい。今日は半袖になれそうにない。ポストカードの配達で名瀬のアーケード街に行った帰り、赤尾木の裏通りを走りながら手広とビラの間の海岸に寄ってみた。太平洋側のあまりの静けさに、わかっていたけれど「これほどまで」と思う。名瀬に住んでいた頃は、寒い日=荒れる海が当たり前だった。奄美でも東シナ海に面した場所では、荒海と冬風はワンセットだ。冷え込むほどに荒々しさを増す海。ところが太平洋側ではこれが逆転する。南風の熱風に沸き踊る太平洋は、北風の冷たさには無関心なほど静かだ。冷たき日に静寂な海。あ、冷静ってこういうこと。違うか。(笑)

--静かな波うちぎわに目をやると、岩礁が緑に輝いていた。冬を折り返して春に向かい始めた頃、山々の新緑に先がけて広がる海岸線の新緑。アオサが活き活きと広がっている。

Canon SX50 HS

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このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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