夢の中のドライブ 2015/5/4


--月曜日。さあ1週間が始まる。朝5時半のベッド。まだ世界は夜明け前。薄暗い中、車に荷物を積み込んで、最後に子供たちを眠ったまま抱っこで連れて行き乗せる。ロスの家を出る頃はまだ暗いけれど、フリーウェイをアーバインへドライブしている間に、夜は次第に明けていく。子供たちが目を覚ます頃は、もうアーバインに到着していて、辺りはすっかり明るくなっている。

--よるくまの絵本はアーバインの紀伊國屋で買った。日本で買うより倍くらい高く付くけれど、絵本は重くて持ってきていなかったから、家に無い絵本で気になっていた物を手に入れることにした。ちょうどハルトが「くまさんが好き」だったこともあり、よるくまに。アメリカに行く前はコッチで英語の絵本を手に入れて訳して読めばいいやと考えていたけれど、やっぱり僕は日本語の方が得意で、言葉を読み伝えるには日本語の絵本の方が助かる。そういうわけで紀伊國屋で絵本を選びながら少しワクワクした。親がワクワクするくらいだから子供たちも楽しみだったのだろう。今までは「さあ、ねんねしようね」と身を寄せ合うだけで眠っていたけれど、今は「ねむろうか」と言うと子供の方から「よるくまよもう」と喜んでベッドに走ってくる。布団に並んで絵本が開かれるのを待つ子供たちの顔は、とてもいい。もちろん読み終えて眠りにつく顔も。そうしてまた朝を迎える。

Fujifilm X100S Black


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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