推理を誘う足跡 2021/8/16


--砂浜に刻まれた足跡。人の足跡の他に細く長くのびているのは、オカヤドカリの足跡。真ん中のラインは貝殻を引きずった跡、両サイドのギザギザは足が付けたもの。野生の生き物なのに、工具で描いたように整った形をしていて不思議な面白さがあります。小さな生き物なので、途中、遭遇した貝殻や穴で方向を変えたりしているのも興味深し。穴をクルッと回り込んで足跡は通過し、貝殻で方向転換。あの足跡の凹みでは進行方向がズレる影響があったのか・・などと、小さなオカヤドカリが浜辺を冒険する様子を想像して推理していると実に楽しいです。


このページは、奄美の写真家「別府亮」の撮影日記的な奄美の記録→『奄美/365』の1ページです。
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